スマートリングの選び方2026——計測項目とモデル別対応を実機で比較

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2025年から2026年にかけて、スマートリングの選択肢が一気に増えました。定番のOura Ringは第5世代に進化し、RingConnやUltrahuman、日本発のSOXAI、SamsungのGalaxy Ringに加え、2026年7月にはフランス発のCircular Ring 2も日本に上陸しています。

ただ、スマートグラスのように機能の方向性がバラバラなジャンルと違い、スマートリングは各社とも「睡眠と健康の計測」が中心で、一見するとどれも同じに見えます。だからこそ選ぶときに効いてくるのは、「どの項目まで計測できるか」「アプリの見せ方が自分に合うか」「サブスクの有無」といった、カタログの1行目には出てこない部分です。

私はOura Ring 3を2021年12月から2年半以上使い続け、RingConnはGen 2とGen 3、Ultrahuman Ring Air、Amazfit Helio Ringも実機を試してきました。本記事では、その経験を軸に、スマートリングで計測できる項目を整理したうえで、主要モデルがどこまで対応しているかをまとめてみます。

  1. スマートリングで計測できること
    1. 睡眠計測——スマートリングの中核機能
    2. 心拍・HRV(心拍変動)——コンディション判定の元データ
    3. 体表温(皮膚温)——体調変化の兆候をつかむ
    4. 血中酸素(SpO2)と呼吸の乱れ
    5. アクティビティ記録——歩数と消費カロリーまでは得意
    6. コンディション・リカバリー指標——各社の「思想」が出る部分
    7. 振動フィードバック——対応モデルはまだ少数
    8. 独自機能——ここが選び分けのポイント
  2. 主要モデルの対応早見表
  3. 選ぶときのチェックポイント
    1. サイズ選びはサイジングキットで
    2. バッテリーと充電の習慣
    3. 厚み・幅と装着感
    4. サブスクの有無——実質的にはOuraだけの論点
    5. アプリの完成度と日本語対応
    6. サポート体制
  4. 主なモデルの紹介
    1. Oura Ring 5/Oura Ring 4——データの蓄積とアプリの完成度で選ぶ定番
    2. RingConn Gen 3——買い切り+長持ちバッテリー+振動通知
    3. Ultrahuman Ring Air——PowerPlugsで機能を足していく拡張型
    4. SOXAI RING 2——3万円台・買い切り・日本製
    5. Galaxy Ring——Samsung Health統合。ただしAndroid専用
    6. issin スマートリカバリーリング——2万円台・薄型軽量の国内ブランド
    7. b.ring G1S——1万円を切る国内最安クラス
    8. Circular Ring 2——2026年7月上陸の新顔
  5. こんなスマートリングもある
  6. 目的別おすすめ
    1. 睡眠・コンディション管理を本格的にやりたい → Oura Ring
    2. サブスクなしで長く使いたい → RingConn Gen 3/SOXAI RING 2
    3. 機能を自分好みに組み立てたい → Ultrahuman Ring Air
    4. Galaxyスマートフォンを使っている → Galaxy Ring
    5. 価格を抑えつつ「回復の提案」まで欲しい → issin スマートリカバリーリング
    6. とにかく安く始めたい → b.ring G1S
    7. 決済・鍵だけでいい → EVERING
  7. よくある質問(FAQ)
    1. Q. スマートウォッチとスマートリング、どちらがいい?
    2. Q. サイズ選びはどうすればいい?
    3. Q. バッテリーはどれくらい持つ?
    4. Q. 測定精度は正確?
    5. Q. 決済や通知はできる?
    6. Q. サブスクは必要?
  8. まとめ
  9. これまでに取り上げたスマートリング関連記事
    1. レビュー・長期使用
    2. ニュース
    3. 決済リング(EVERING)
    4. 番外(隣接ジャンル)
  10. 他媒体に寄稿したスマートリング関連記事
    1. ITmedia PC USER
    2. Gadget Gate

スマートリングで計測できること

まず、スマートリングで何が計測できるのかを整理します。基本的な項目はどのモデルもおおむね共通ですが、項目によって対応が分かれるものもあります。

睡眠計測——スマートリングの中核機能

睡眠時間、睡眠ステージ(レム・浅いノンレム・深いノンレム・覚醒)、それらを総合した睡眠スコアの算出は、現行のヘルストラッカー型スマートリングであればすべて対応しています。

スマートウォッチでも同じことはできますが、リングの利点は「着けたまま寝ることが苦にならない」点です。腕時計を着けたまま寝るのに抵抗がある人でも、指輪なら気にならないことが多く、結果として計測が途切れにくい。睡眠データは毎日続けて取ってこそ意味があるので、この装着ハードルの低さは数値以上に効いてきます。

心拍・HRV(心拍変動)——コンディション判定の元データ

24時間の心拍計測と、自律神経の状態を反映するHRVの計測もほぼ全モデル共通です。各社の「今日のコンディション」的なスコアは、主に睡眠とこのHRVから算出されています。指は手首よりも血流の信号を拾いやすい部位とされており、リング型はこの点で有利です。

体表温(皮膚温)——体調変化の兆候をつかむ

皮膚温度センサーによる体表温の変化記録も、現行モデルでは対応しているものが多いです。発熱の兆候や、女性の周期予測の元データとして使われる項目です。絶対値の体温計ではなく、平常時からの変化(トレンド)を見るものという理解が正確です。

血中酸素(SpO2)と呼吸の乱れ

睡眠中の血中酸素レベル計測は、対応が分かれ始める項目です。血中酸素の低下から睡眠中の呼吸の乱れの傾向を可視化する機能もここに含まれ、SOXAI RING 2は呼吸状態を4段階で評価する機能を、RingConn Gen 3は公称精度90.7%以上とする睡眠時呼吸モニタリングを搭載しています。なお、いずれも医療機器ではないため、睡眠時無呼吸症候群の診断はできません。あくまで「医療機関に相談するきっかけ」をつくる機能です。

アクティビティ記録——歩数と消費カロリーまでは得意

歩数、消費カロリー、活動量の記録は全モデル対応です。ウォーキング程度なら自動検出してくれるモデルも多くあります。

ただし、ワークアウトの詳細記録はスマートリングの弱点です。GPSを搭載しないため走行ルートは記録できず、リアルタイムで心拍ゾーンを確認する画面もありません。運動の記録を本格的にやりたい人は、スマートウォッチとの併用が現実的です。

コンディション・リカバリー指標——各社の「思想」が出る部分

計測した生データをどう意味づけするかは、各社で設計思想が分かれます。Ouraは「コンディション(レディネス)」、RingConnは各種スコアとバランス表示、Ultrahumanは睡眠・リカバリー・活動・ストレスリズムの4指標といった具合です。

正直なところ、元になるデータは似ているので、ここは精度の優劣というよりアプリの見せ方の好みの問題です。毎日見る画面なので、購入前に各社アプリのスクリーンショットを見比べておくことをお勧めします。

振動フィードバック——対応モデルはまだ少数

リング本体が振動して通知する機能は、現行ではRingConn Gen 3が対応しています。健康アラート、座りすぎ防止、バッテリー残量の3種類で、スマートフォンの通知を受け取れるわけではありませんが、何かに集中して座りっぱなしのときに指先の振動で気づけるのは、使ってみると意外と実用的でした。

独自機能——ここが選び分けのポイント

基本の計測項目が横並びになってきた分、各社は独自機能で差別化を図っています。RingConn Gen 3の「血管ヘルス傾向」(血圧計で校正したうえで循環負荷の長期傾向を記録)、SOXAI RING 2の熱中症アラート(世界初とのこと)、UltrahumanのPowerPlugs(カフェイン管理やビタミンDトラッキングなどを後から追加できる仕組み)、Galaxy Ringのジェスチャー操作(ダブルピンチでカメラのシャッターなど)あたりが代表例です。基本項目で差がつかないからこそ、この独自機能が自分の生活に刺さるかどうかが選び分けの決め手になります。

主要モデルの対応早見表

現在日本で購入できる主要モデルについて、計測項目と機能の対応をまとめました。

Oura Ring 5RingConn Gen 3Ultrahuman Ring AirSOXAI RING 2Galaxy RingスマートリカバリーリングCircular Ring 2b.ring G1S
睡眠ステージ・スコア
心拍・HRV△(HRVは非対応)
体表温×
血中酸素(SpO2)
ストレス
女性の健康(周期予測)△(上位機能は有料)×
心電図(ECG)××××××△(日本未展開)×
血圧・血管系の傾向△(日本未展開)△(要校正)××××××
振動通知×××××××
ジェスチャー操作×××××××
サブスク実質必須不要不要(一部機能有料)不要不要不要(快眠プログラムは任意課金)不要不要
対応OSiOS/AndroidiOS/AndroidiOS/AndroidiOS/AndroidAndroidのみiOS/AndroidiOS/AndroidiOS/Android

※〇=対応/△=条件付き対応(校正が必要、日本未展開、別途課金など。カッコ内に条件を記載)/×=非対応

基本スペックと価格は以下のとおりです。

価格(税込)幅×厚み重量バッテリー
Oura Ring 56万5800円〜+月999円6.09×2.28mm2g〜6〜9日
RingConn Gen 35万9800円〜6.8×2.3mm2.5〜3.5g10〜14日
Ultrahuman Ring Air5万9800円8.1×2.45〜2.8mm2.4〜3.6g4〜6日
SOXAI RING 23万9980円6.7×2.7mm2.1〜2.7g最大14日
Galaxy Ring6万3690円7.0×2.6mm2.8g最大7日
スマートリカバリーリング2万9800円8×2.2mm約3g最大7日(6〜7号は5日)
Circular Ring 25万4800円〜7.8×2.55mm3g5〜8日
b.ring G1S8800円(チタンは1万1000円)不明2.9~3.6g最長7日間

※対応状況・価格は2026年7月時点。各社公式ページで最新情報を確認してください。

選ぶときのチェックポイント

計測項目の対応表だけでは決めきれない、実用上のポイントを挙げます。

サイズ選びはサイジングキットで

スマートリングは指輪なので、サイズが合わないと使いものになりません。適当に選ぶと後悔するので、自分にピッタリのものを選びましょう。

基本的には、各社とも購入前にサイジングキット(樹脂製のサンプルリング一式)を送ってくれる仕組みを用意しています(中には3Dプリンタ用のモデルを用意してくれているところもあります)。指の太さは朝と夜、季節でも変わるため、24時間以上着けて確認するのが確実です。

私はOura Ringで一度サイズを外し、交換対応をしてもらったことがあります。手続き自体は簡単でしたが、リングが手元に届くまでの時間は無駄になるので、最初のサイジングは面倒がらないほうが良いです。

Oura Ringのサイズを交換。簡単に交換リクエストの手順を紹介
2021年末に購入したOura Ring 3。サイズをUS11にしたのですが、若干緩めでUS10の方が良かったかも……と書きましたが、結局サイズ変更を行いました。費用も掛からず意外と簡単に行えました。Oura Ringは、購入後1回のみ サ…

バッテリーと充電の習慣

バッテリー持続はモデル間の差が大きい項目です。Ultrahuman Ring Airの4〜6日に対し、RingConn Gen 3やSOXAI RING 2は公称で14日前後。実際にRingConn Gen 3を使った範囲では、振動フィードバックを有効にしても1日あたり10%程度の消費で、公称に近い持ちでした。

ただ、持続日数が長いほど、逆に充電を忘れます。どのモデルを選ぶにせよ、「風呂の間だけ充電する」「週1回決まった曜日に充電する」といった習慣を作ってしまうのが現実的です。

厚み・幅と装着感

数値上は1mm前後の違いでも、指に着けると印象がだいぶ変わります。Oura Ring 3を使い始めた当初の感想は「手軽だけど邪魔」で、特に荷物を持つときやグリップを握る動作で存在感がありました。この点、業界全体が細身化に向かっており、Oura Ring 5は幅6.09mmと第4世代から40%の小型化を打ち出しています。

スマートリング「Oura Ring 3」を4か月使った素直な感想。手軽だけど邪魔
2021年の12月に購入したスマートリングのOura Ring Gen3。途中サイズ交換のために利用できなかった期間はあるものの、ほぼ4か月間毎日身に着けて使っています。せっかくなので、4か月使ってみてどうだったのかというリアルな感想をお届…

サブスクの有無——実質的にはOuraだけの論点

スマートリングのサブスクは、実質的にOura Ringだけの論点です。Ouraはメンバーシップ(月額999円/年額1万1800円・税込)に加入しないと、表示されるデータがごく一部に制限されます。私は一度メンバーシップをキャンセルして使ってみましたが、3つのスコアくらいしか見るものがなくなり、正直なところ「計測はしているのに見せてもらえない」という感覚でした。

メンバーシップをキャンセルしたOura Ring 3でできること
2021年10月に発売されたOura Ring 3は、従来とは違い、フル機能を利用するためにはサブスクリプションサービスに加入する必要があります(Oura Ring 2からの乗換であれば永年無料)。私の場合、約9か月間の無料期間が続いていた…

一方、RingConn、SOXAI、Galaxy Ring、Circular Ring 2は買い切りで全機能が使えます。Ultrahuman Ring Airも基本は買い切りですが、AFib検知など一部のPowerPlugsは別途課金です。Ouraを選ぶ場合は、本体価格に加えて年1万円強のランニングコストを織り込んで比較することになります。

アプリの完成度と日本語対応

毎日見るのはリングではなくアプリなので、アプリの出来は本体スペック以上に満足度を左右します。以前Amazfit Helio RingとOura Ringをアプリ面から比較したときも、計測データ自体より「データをどう見せてくれるか」の差が印象に残りました。また、Ultrahuman Ring AirのAI解説機能「JADE」は、私が試した範囲では返答が英語になってしまうなど、日本語対応の完成度もモデルによって差があります。

Amazfit Helio Ringをアプリ面からOura Ringと比較してみる
Zepp Healthは10月10日、スマートリング「Amazfit Helio Ring」の国内販売を開始しました。価格は4万9900円。サイズはUS8/10/12号の3サイズで、カラーはチタンの1色のみです。レビューに関してはITmed…

サポート体制

24時間365日着けっぱなしにするデバイスなので、故障時の対応も確認しておきたい点です。私のOura Ring 3は使用中に充電できなくなったことがありますが、サポートに連絡したところ代替品を送ってもらえました。SOXAIは国内サーバーでのデータ管理と日本人スタッフによるサポートを打ち出しており、この点を重視する人には選びどころになります。

Oura Ringが充電不能に。サポートに連絡したら代替品を送ってくれた
気がついたらOura Ringの充電ができなくなっていたので、サポートに連絡したら代替品を送ってくれました。購入したのは、2021年10月30日(発売自体は2021年11月15日)。2年保証だったようなのでタイミング的にはギリギリでした。普…

主なモデルの紹介

ここからは、各モデルの特徴と選びどころを見ていきます。

Oura Ring 5/Oura Ring 4——データの蓄積とアプリの完成度で選ぶ定番

スマートリングというジャンルを事実上つくってきた定番です。2026年6月出荷開始のOura Ring 5は幅6.09mm・重量2g〜と、第4世代から40%の小型化を実現したとしています。価格は6万5800円から。旧モデルのOura Ring 4も5万3800円から併売されています。

項目内容
価格Oura Ring 5:6万5800円〜/Oura Ring 4:5万3800円〜(いずれも税込)
メンバーシップ月額999円または年額1万1800円(税込)。実質必須
バッテリーRing 5:6〜9日
サイズRing 5:US6〜13(Ring 4はUS4〜15)

私が使っていたのはさらに前のモデルとなるOura Ring 3ですが、2年半以上使った経験から言うと、アプリの分かりやすさとデータの意味づけのこなれ方は、やはり頭ひとつ抜けています。長期のデータ蓄積を前提にした設計なので、一度使い始めると乗り換えにくいという面もあります。ネックはメンバーシップで、年1万円強のランニングコストを許容できるかが判断の分かれ目です。なお、血圧傾向などの新機能「Health Radar」は米国等での先行展開で、日本での提供時期は未定です。

世界最小スマートリング「Oura Ring 5」発表、日本価格6万5800円から
OURAが、新型スマートリング「Oura Ring 5」を発表しました。「世界最小のスマートリング」を掲げる第5世代モデルで、日本の公式サイトでも予約受付がすでに始まっています。出荷は2026年6月4日の予定です。40%小型化 世界最小級の…

RingConn Gen 3——買い切り+長持ちバッテリー+振動通知

2026年7月発売の新モデルで、実機を1か月使用しました。買い切りで全機能が使え、バッテリーは振動オフで公称11〜14日。新機能の血管ヘルス傾向(血圧計での校正が前提)と、スマートリングでは珍しい振動フィードバックが特徴です。

項目内容
価格5万9800円〜6万1800円(税込)。サブスク不要
バッテリー振動オン10〜12日/オフ11〜14日。付属充電ケース併用で150日以上
サイズ・重量幅6.8mm・厚み2.3mm、2.5〜3.5g
特徴血管ヘルス傾向、振動フィードバック、生理周期・妊活サポート

「数値をその都度確認する」より「長期的な傾向を把握する」ことに価値を感じる人に向くモデルです。詳しくはレビュー記事を参照してください。

RingConn Gen 3 レビュー:血管ヘルス傾向と振動フィードバックで進化【PR】
RingConnは6月16日、スマートリングの新モデル「RingConn Gen 3」を発表しました。カラーはフューチャーシルバー、ブラッシュドシルバー、ブラッシュドローズゴールド、マットブラック、ロイヤルゴールドの5色。サイズは6〜15の…

Ultrahuman Ring Air——PowerPlugsで機能を足していく拡張型

買い切り5万9800円で、「PowerPlugs」により機能を後から追加できるのが特徴です。カフェイン摂取タイミングの提案やビタミンDトラッキングなど無料のものだけでも個性的で、睡眠と回復の計測にとどまらず「生活リズムをどう整えるか」に踏み込んでいます。

項目内容
価格5万9800円(税込)。サブスク不要(一部PowerPlugsは有料)
バッテリー4〜6日
サイズ・重量幅8.1mm・厚み2.45〜2.8mm、2.4〜3.6g
特徴PowerPlugsによる機能追加、AI解説「JADE」

一方で、指標の読み取りやすさやAI解説の日本語対応には課題も感じました。機能を自分好みに組み立てるのが好きな人向けの1本です。

独自の拡張性が魅力のスマートリング。Ultrahuman Ring Airレビュー【PR】
スマートリングは、ここ数年で選択肢がだいぶ増えてきました。今回はその中から「Ultrahuman Ring Air」の提供を受けたので、しばらく使ってみた印象をまとめます。Ultrahuman Ring Airは、睡眠・回復・活動を24時間…

SOXAI RING 2——3万円台・買い切り・日本製

国内メーカーSOXAIの第2世代モデルです。3万9980円と主要モデルの中では手を出しやすい価格ながら、幅6.7mm・重量2.1g〜の細身ボディで、バッテリーは最大14日間(20〜26号の場合)を謳います。日本睡眠学会の専門家監修による睡眠分析、呼吸の乱れの4段階評価、世界初とするリング型の熱中症アラートなど、日本の生活文脈に寄せた機能設計が特徴とのことです。

項目内容
価格3万9980円(税込)。サブスク不要
バッテリー最大14日間(サイズによる)
サイズ・重量幅6.7mm・厚み2.7mm、2.1〜2.7g
特徴熱中症アラート、クロノタイプ診断、国内サーバー・国内サポート、日本製
SOXAI RING 2に世界初の熱中症アラート機能。WBGTとバイタルデータで通知
SOXAIは2026年6月12日、スマートリング「SOXAI RING 2」と連携する専用アプリに、熱中症アラート機能を追加しました。スマートリングへの搭載は世界初とのことです(※)。同日より提供を開始しており、すでにSOXAI RING …

Galaxy Ring——Samsung Health統合。ただしAndroid専用

Samsungのスマートリングで、日本では2025年2月から販売されています。価格は6万3690円、サブスク不要。以前メーカーから借りて他のリングと比較しましたが、幅7mmの細身ボディで装着感は良好でした。充電ケースにバッテリーを内蔵しており、ケースごと持ち歩けば外出先でも充電できます。

Galaxy Watchと同じSamsung Healthにデータが統合されるため、Galaxyスマートフォンのユーザーには一貫した体験が用意されています。また、Galaxyスマートフォンとペアリングした場合に限り、装着した指のダブルピンチでカメラのシャッターやアラーム解除が行えるジェスチャー操作、置き忘れ防止の通知やリモート追跡といった付加機能も使えます。

注意点は対応環境で、iPhoneでは利用できません。ジェスチャー等の付加機能もGalaxy端末が前提です。

項目内容
価格6万3690円(税込)。サブスク不要
バッテリー最大7日。充電ケースにバッテリー内蔵
対応OSAndroidのみ(ジェスチャー等の付加機能はGalaxy端末前提)
「Galaxy Ring」は軽量設計で便利に使えるスマートリングだった
サムスン電子の「Galaxy Ring」は、いわゆるスマートリングとしては比較的後発の製品だ。それだけに、従来のスマートリングの課題をある程度解消できているのが特徴だ。

issin スマートリカバリーリング——2万円台・薄型軽量の国内ブランド

「スマートバスマット」で知られる東京大学発のスタートアップissinが手掛けるスマートリングです。価格は2万9800円と、本記事で取り上げたヘルストラッカー型の中では最も手頃。

厚み2.2mm・約3gの薄型軽量ボディで、他社のスマートリングと違い、センサー位置が指の腹側に来るように装着する必要がありません。指に触れてさえいれば計測できる設計で、センサー位置を示す刻印もなし。「がんばらなくていい」というコンセプトが装着方法にまで一貫しています。

アプリはスマートバスマットと共通の「ウェリー」で、毎朝の回復度が「リカバリー」として%表示されます。心拍変動や安静時心拍数、睡眠時間などから算出される指標で、疲れが残っている朝はリカバリーも低めに出るなど、体感を割と素直に反映している印象です。ただ、他社の統合スコアと比べると日々の増減幅が大きく、睡眠時間のウェイトが大きいようです。アプリは基本機能無料で、専用プラン提案などの高度な機能を使う月額3000円の有料プランは、あくまでプラスアルファという位置づけです。

項目内容
価格2万9800円(税込)。基本機能は無料、有料プラン(月額3000円)は任意
バッテリー最大7日(6〜7号は最大5日)。充電約2時間
サイズ・重量幅8mm・厚み2.2mm、約3g。US6〜13の8サイズ
特徴センサー位置を問わない装着、リカバリー表示、AIアシスタント「ウェリー」、スマートバスマット連携

なお、KDDIとのコラボで、INFOBARの市松模様をまとった特別モデルも登場しています。市松模様は職人の手作業仕上げで、ファッションリングとしても成立するデザインです。

スマートリングがアクセサリーに INFOBARコラボモデルを試す【PR】
KDDIとissinが、「INFOBAR」デザインのスマートリカバリーリングのクラウドファンディングをCAMPFIREで実施しています。期間は1月31日までの予定。関連:あのデザインが、指先に宿る。スマートリカバリーリングINFOBARコラ…

b.ring G1S——1万円を切る国内最安クラス

APPOSTER JAPANが2026年7月10日に発売した入門モデルで、価格はステンレスが8800円、チタンが1万1000円(いずれも税込)。2万〜5万円台の製品が中心のスマートリングでは、国内最安クラスと言っていい水準です。ヨドバシカメラやビックカメラなど全国約110店舗以上で展開されているとのことです。

低価格ながら、心拍数・血中酸素・ストレス・睡眠・活動量という基本の計測項目は押さえており、重量約3g、バッテリーは最長7日間、IP68の防水防塵に対応します。上位モデル「G2」譲りの基板設計でスマートフォンとの接続安定性を高めたとしており、「スマートリングという習慣が自分に合うか」を最小限の出費で確かめる入口としては、検討しやすい存在です。

項目内容
価格ステンレス:8800円/チタン:1万1000円(いずれも税込)
バッテリー最長7日間(使用条件により変動)
サイズ・重量約3g。7〜12号展開
主な計測項目心拍数、血中酸素、ストレス、睡眠、活動量、運動記録
8800円のスマートリング「b.ring G1S」発売。上位モデルの基板設計で品質向上
APPOSTER JAPAN(アポスタージャパン)は2026年7月10日、ヘルスケア特化型スマートリング「b.ring G1S」を発売しました。価格はステンレスモデルが8800円(税込)、チタンモデルが1万1000円(税込)で、カラーは各素…

Circular Ring 2——2026年7月上陸の新顔

Kickstarterで約400万ドルを集めたフランス発のスマートリングで、アースリボーンが2026年7月10日に国内発売しました。価格は5万4800円から。独自AI「Kira」がデータを解析してアドバイスを提供するといい、基本機能はサブスク不要です。国内では発売されたばかりで、実際の使用感はまだ未知数です。

項目内容
価格5万4800円〜7万9800円(カラーによる・税込)。サブスク不要
重量約4g
特徴AI「Kira」によるアドバイス、IP68相当
Kickstarter発のスマートリング「Circular Ring 2」が日本上陸 ─ AIコーチ搭載で5万4800円から
アースリボーンは2026年7月10日、フランス発のAIスマートリング「Circular Ring 2(サーキュラーリング 2)」を国内発売しました。価格はブラックが5万4800円、シルバーが6万4800円、ゴールドとローズゴールドが7万98…

こんなスマートリングもある

健康計測以外の「指輪型デバイス」も、少数ながら存在します。

EVERINGは、Visaのタッチ決済に特化したスマートリングです。センサーも電池も搭載しないため充電不要で、スマートロック「bitlock」と連携した解錠にも対応します。健康計測はできませんが、「手ぶらで決済と鍵」という一点で完結している潔い製品です。なお、心拍などを計測できるスマートリングで非接触決済に対応するものは、少なくとも国内では販売されていないはずなので、決済が目的なら実質これ一択です。

Even R1は、スマートグラス「Even G2」の操作用コントローラーリングです。操作用ではありますが、心拍数や心拍変動、睡眠ログ、歩数など最低限の内容を計測可能です。

Even G2レビュー ─ 普通の眼鏡に見えるディスプレイ付きスマートグラスの実力
ここ数年、スマートグラス市場が活気づいています。そんな中で、Even Realitiesの「Even G2」は、カメラもスピーカーも搭載せず、見た目はごく普通の眼鏡というアプローチを貫いた一台です。今回、専用のスマートリング「Even R1…

目的別おすすめ

睡眠・コンディション管理を本格的にやりたい → Oura Ring

アプリの完成度とデータの意味づけを重視するなら、Oura Ringが第一候補です。ただし年1万円強のメンバーシップ費用を許容できることが条件になります。

サブスクなしで長く使いたい → RingConn Gen 3/SOXAI RING 2

買い切りで全機能が使え、バッテリーも公称14日前後と長い2本です。血管ヘルス傾向や振動通知に魅力を感じるならRingConn、価格と国内サポート、日本製を重視するならSOXAIという分け方ができます。

機能を自分好みに組み立てたい → Ultrahuman Ring Air

PowerPlugsで必要な機能だけ足していく設計は、データ好き・カスタマイズ好きに向いています。

Galaxyスマートフォンを使っている → Galaxy Ring

Samsung Healthへの統合とジェスチャー操作は、Galaxyユーザーであれば素直に活きます。逆にiPhoneユーザーは選択肢から外れます。

価格を抑えつつ「回復の提案」まで欲しい → issin スマートリカバリーリング

2万9800円という価格に加え、データを見せるだけでなく「今日は休むべきか」を提案する設計なので、数値の解釈を自分でやりたくない人にも向いていそうです。

とにかく安く始めたい → b.ring G1S

8800円からという価格は国内最安クラスです。基本の計測項目は押さえているので、スマートリングという習慣がそもそも自分に合うのかを最小限の出費で確かめられます。

決済・鍵だけでいい → EVERING

健康計測が不要なら、充電不要のEVERINGが唯一に近い選択肢です。

よくある質問(FAQ)

Q. スマートウォッチとスマートリング、どちらがいい?

用途によります。通知の確認、ワークアウトの詳細記録、GPSログが必要ならスマートウォッチです。一方、睡眠とコンディションの記録が主目的なら、着けたまま寝やすく充電頻度も少ないリングに分があります。私は両方を併用していますが、「とりあえず毎日の記録を途切れさせたくない」という目的にはリングのほうが向いていると感じています。

Q. サイズ選びはどうすればいい?

各社が用意するサイジングキットを必ず使ってください。指の太さは朝晩や季節で変わるため、24時間以上試着してから決めるのが確実です。メーカーによってはサイズ交換にも応じてくれますが、往復の時間がかかります。

Q. バッテリーはどれくらい持つ?

モデルによって4日〜14日程度と差があります。いずれにしても数日に一度の充電は必要なので、入浴時に充電するなど習慣化してしまうのが現実的です。

Q. 測定精度は正確?

スマートリングは医療機器ではないため、数値は健康管理の参考情報です。そのうえで、指は手首より光学センサーの信号を拾いやすい部位とされており、特に睡眠計測についてはスマートウォッチと同等以上の結果を得やすいというのが、複数モデルを使ってきた実感です。診断が必要な症状(睡眠時無呼吸の疑いなど)は、リングのデータを持って医療機関に相談してください。

Q. 決済や通知はできる?

国内でタッチ決済に対応するのはEVERINGのみで、ヘルストラッカー型のスマートリングは決済に対応していません。スマートフォンの通知をリングで受け取ることも基本的にできません(RingConn Gen 3の振動は健康アラート等で、通知の転送ではありません)。

Q. サブスクは必要?

実質的にサブスクが必要なのはOura Ringだけです(月額999円/年額1万1800円)。RingConn、SOXAI、Galaxy Ring、Circular Ring 2は買い切りで、Ultrahuman Ring Airとissinも基本機能は買い切りです(Ultrahumanの一部PowerPlugs、issinの快眠プログラムのような上乗せ機能のみ別途課金)。

まとめ

スマートリングは、睡眠・心拍・体表温といった中核の計測項目ではどのモデルも大きな差がなくなってきています。選び分けのポイントは、対応表で挙げた「対応項目の幅」と、サブスクの有無、装着感、アプリの見せ方、そして独自機能が自分の生活に刺さるかどうかです。

  • アプリの完成度とデータの蓄積で選ぶ → Oura Ring 5(サブスク許容が条件)
  • 買い切り+長持ちバッテリー → RingConn Gen 3、SOXAI RING 2
  • 機能を後から足していきたい → Ultrahuman Ring Air
  • Galaxyユーザー → Galaxy Ring
  • 価格を抑えつつ回復の提案まで → issin Smart Recovery Ring
  • とにかく安く始めたい → b.ring G1S
  • 決済・鍵だけ → EVERING

Dream Seedでは今後も、新しいスマートリングが登場するたびに実機レビューを追加していく予定です。本記事も、新製品が出るタイミングで随時アップデートしていきます。

これまでに取り上げたスマートリング関連記事

これまでDream Seedで掲載した、スマートリングに関連する主な記事をまとめました。

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他媒体に寄稿したスマートリング関連記事

Dream Seedでは未掲載ですが、他媒体に寄稿したスマートリング関連記事も参考までに掲載します。

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最終更新:2026年7月13日

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